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新型コロナウィルスとVUCAな時代

今年の冬の終わりに新型コロナウィルスが登場し、都市はロックダウンされ、日本全国に緊急事態宣言が出されました。これから夏になり猛暑となるかもしれませんし、大型台風が来襲するかもしれません、そして秋にはまた春とは違うタイプの新型コロナウィルスが蔓延するかもしれません。

実際にポストコロナ時代がこれまでと違うパラダイムとなり、新しい生活習慣になるのかはわかりません。

しかし、こんな状況こそ、VUCAに相応しい時代感だと思います。

 

VUCAは、元々はアメリカの軍事領域において用いられてきた言葉ですが、2016年のダボス会議で用いられてから、経済や企業、個人の領域においても注目されている言葉となっています。

 

この投稿では、VUCAの説明だけにとどまらず、VUCAな時代に必要な思考方法や行動方法についてもお伝えします。

 

VUCAとは

新型コロナウィルスほどVUCAを説明するのに相応しい事象はありませんので、ちょっと新型コロナウィルスを例にして説明したいと思います。

ちなみに、4つの英単語(Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity)の頭文字を取った言葉です。

 

Volatility(変動性)

今の世の中も昔の世の中も変動はしています。

ただし、今はインターネットや情報技術が発展したため、変動するスピードが速くなりました。

下図は、様々なサービスの5000万ユーザーが利用するまでの時間ですが、どんどん速くなっているのがわかります。今年流行ったサービスは来年いは廃れているのかもしれません。

新型コロナウィルスの感染者数やそれに伴う社会の変動はとても速かったかもしれません。

 

Uncertainty(不確実性)

今の世の中確実なことはとても少ないのかもしれません。用意周到に準備したサービスが全く受け入れられず、適当に3日で作ったサービスが大流行するかもしれません。

あれほど欧米で死者を出した新型コロナウィルスは日本にも多くの死亡者数をもたらすかと思いきや実際の結果として、幸いにもそれほど多くの方が亡くなることはなかったのです。日本人の行動変容やロックダウン政策が良かったのかわかりませんが、これは良い方向での不確実性です。

 

Complexity(複雜性)

新型コロナウィルスほど複雑生があるものはありません。前述したように欧米と日本の100万人あたりの死者数を比べるととても大きな差があります。なぜ、日本が欧米ほど死者数が増えていないのかという理由として、BCGや生活習慣やマスク着用などがありますが、どれが決定的要因であるかわかりませんが、いずれにしろなぜこれほど新型コロナウィルスが世界中で感染したのかという理由も複雑でしょうし、これほど国によって状況が違うというのも複雑です。

 

Ambiguity(曖昧性)

新型コロナウィルスは、複雑で予測困難で変動性が高いため感染抑制の手段や、地域や国によって異なる状況の原因と解決策はとても曖昧な状況です。このような曖昧な状況では、これが決定打という打ち手も見出しにくいのが現実です。

 

 

VUCA時代に必要な行動

新型コロナウィルスは典型的なVUCAな世界を表現しましが、ビジネスの世界でも、複雑で変動性が高い予測困難な時代において、ビジネスパーソンとしてあるいは企業としてどのような行動をとればいいのでしょうか?

僕が考える3つの方法について紹介します。

 

(1)戦略的であること

戦略とは目的であったり、理念であったり、意図であったり、狙いであったり、リソースの配分であったりします。戦略には様々な定義がありますが、少なくとも具体的な施策である戦術とは違い、戦術を決めるための上位概念であったり、なぜその目標を達成するのかという具体的な行動の起因となる意図だったりします。

つまり、戦略は一度決めたら変えにくいのが特徴です。

変えても良いのですが、毎週変わる戦略は戦略とは言えないかもしれません。

ということは、複雑で変動性が高い予測困難な時代であっても、自分の戦略(目的・理念・、意図・狙い・リソース配分)は変えないという明確で強固な意思が必要だということです。

明確な意志があればVUCAな状況下でも柔軟に対応できるのです。

 

(2)柔軟性があること

自分の戦略を変えない代わりに、うまく行かなければ変えていいのが具体的戦術です。

つまり、VUCAな状況下では、日替わりで具体的戦術を変更して良いのです。

個人にとっても企業にとっても変わらない、変えないことはとてもリスクの高いことです。

ライバルは常にいて、あるいはライバルと思わなかった企業が急にライバルになることだってあります。

その際に、柔軟に変わるか頑なに変えないかが生死を分けると言っても過言ではありません。

問題は、多くの人、多くの経営者が変わった方が良いと思っているが、実際に変わる行動を起こせないことです。これが大問題! どうすれば変わる行動をとれるかはまた今度。

 

(3)挑戦すること・試してみること

VUCAな時代において正解はありません。多くの人は正解を欲しがりますが残念ながら正解はないのです。

ということは、色々と試してみることが重要です。

IT業界にはPoC(Proof of Concept)というコンセプト検証をする企業が多いのですが、PoCは何もIT企画やITサービスだけではなく、人材開発、組織変革、マーケティング、リーダーシップという領域においても実施すべきだと思います。

小さな挑戦や小さく試してみることはそれなりにできそうです。

そして、その結果を精査・検証して次に活かせば良いのです。

 

OODAのすすめ

OODAもVUCAと同じで、アメリカ軍において提唱された戦術です。

一言で言えば、本国の作戦本部や現地の作戦参謀では現場の状況がつぶさにわからないし、現地の状況は変化が激しく、現地の判断はスピードが求められるので、いちいち大佐や中佐の判断を待てないため現場の兵士や指揮官が現場の状況に合わせて適切な対応をするという戦術です。

OODAは、Observe(観察)、Orient(適応・見定め)、Decide(決定)、Act(実行)の英語の頭文字を取ったものですが、前述したとり、現場の戦況を観察し、その戦況を客観的に見定め、しかるべき決定をして、実行するということです。

※そもそも戦争における戦闘はOODAだった気もするのですが、どのレベルの話かということでもあります。

 

さて、VUCAと同じでOODAもビジネス領域で注目され始めました。

複雑で変動性が高い予測困難な時代において、いちいち社長や経営陣に現場の状況を報告して指示を待っていてはライバルに勝てません。

 

たぶん、現場を知らない社長や経営陣は与えられた情報では意思決定できないので詳細な情報を求めたり、他部門に意見を求めたり、1ヶ月後の役員会議で検討したり、色々検討した結果、やっぱりもう少し情報を寄越せなんてこともあります。

これでは、ビジネスという戦争に勝てません。

でも、経営者の方は身に覚えがあるような無いような・・・。

OODAは従来のPDCAと比較されることもあります。高速なPDCAであればOODA出なくても良いのでは無いかという意見もあります。

 

個人的には高速なPDCAであればOODAである必要はないと思います。

 

なぜなら、PlanにはObserve(観察)、Orient(適応・見定め)が含まれているからです。

先ほどのお笑いのような経営陣の行動ではなく、現場の声を聞きすぐさま対応するというOOができていれば、それがすなわちPlanであるのでなんの問題もありません。

要するにPDCAがOODCAになっただけなのでより良いのです。

これまでのイメージだとPDCAサイクルは遅いというイメージなので、OODAが良いだろうという話だと思います。

 

まとめ

あなたがそう思わなくても社会はVUCAな世界です。あなたの会社は間違いなくVUCAな時代に存在しています。

そのことをハッキリと認識することが第一です。

次に、戦略を明確にし、柔軟性を持って戦術を変更し、挑戦を恐れないという行動が個人医も企業にも必要です。

 

OODAは、VUCAな時代を生き抜くための具体的なプロセスとして良策だと思うので、実践してみはいかがでしょうか?

OODAの実践方法がわからない、そんなリーダーもいないし、そんな組織でもないと思われるのであれば、当社までご相談ください。

 


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