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経営者あるある

第5回目以降は、とある訪問先での出来事について物語っぽくお伝えしたいと思っています。

第4回目は、とある訪問先の社長との会話で気づいた「経営者あるある」についてお伝えします。

もしかしたら、耳が痛い話かもしれませんし、嫌な気分になるかもしれませんし、少しは「これって自分のこと?」って思っても認めたくないこともあるかもしれません。

経営者であれば、辞めて欲しい人材が辞めるのは別として社員が辞めることは基本的に気持ち良いものではありません。

誰もがそう言います。

 

ですから、できる限り辞めて欲しくないと思うのですが、辞める人が増えるタイミングがあります。

辞める人が少し増えると、経営者が考えることは概ね2つのパターンに分かれます。

パターンA

「社員が会社を辞めるには辞める側に問題がある」と思う。

確かに最近は忙しかったけどさ・・・、

あのプロジェクトはかなりハードだった・・・、

最近の若いもんは・・・と考えます。

 

パターンB

「社員が会社を辞めるには会社側や経営に問題がある」と思う。

辞めざるを得ない状況を作ってしまったのか?、

彼の仕事をサポートできていなかったのではないか?、

チームは機能していたのか?と考えます。

 

皆さんは、どちらのパターンですか?

私はパターンAのような気がする・・・。

僕はパターンBのような気がする・・・。

それはケースバイケースだろうな〜。

実際の話、パターンAのように考える経営者がほとんどです。

誰もが自分が悪いとは思いたくないものですし、経営者のような立場になれば尚更です。

経営者は視座が高く、視野も広いので、主体性もあり、様々な能力があるので経営者であるため、一般社員の視座や視野が想像できないことも多そうです。

従業員が辞める、主体性のある社員が少ない、生産性・業務効率が悪い、リーダーが育っていないという人材組織の課題があることは十分理解できているし、その理由もなんとなく理解できていると思っているのです。

 

なので、組織改善や組織変革などのコンサルタントだったり、経営者仲間だったりが、経営者の課題を解決する解決策を示しても、それは「自分にはわかっていること」あるいは「自分は分かっているつもり」なので、どこかピンとこないのです。

 

視座が高く、視野も広く、主体性がある優秀な経営者なので、社内で何が起きていて、その問題についても把握していて、それを解決するのはどんな方法があって、何から始めれば良いのかも概ねわかっている「つもり」でいるのです。

 

「つもり」でいるのです・・・。

 

まあ、昔でいうと「お殿様は庶民の暮らしがわからない」と似てますかね?

いくら優秀な経営者でも一人の人間なので「自分中心の視点」となることもあり、「相手の視点」で見ることができなくなることも多々あるのです。

経営者だって、人間であり、聖人君子でもなければスーパーマンでもないので、完璧にわかって完璧にできるわけではないし、不安だし弱みだってあるのです。

 

そんなことは十分わかっているけどさ〜というのが実際の話だと思います。

わかっているけど・・・・

 

まずは、わからない人だっているので、わかっているのであれば最高です!

そして、わかっているのであれば次の一手があるということです。

アメリカの発明家であるチャールズ・ケタリングは「問題をきちんと述べられれば、半分は解決したようなものだ」と言っています。

経営者が優秀であればあるほど「自分中心の視点」となる可能性があります。

ですから、第三者的な視点で自分や会社や課題を見直してみると良いのです。

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