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ハリルホジッチ監督解任の原因とポジティブ心理学的考察

ハリルホジッチ監督解任に関していくつかの人のコメントを聞いていて、ポジティブ心理学的になるほどなーって思ったので、ちょいと長めのコメントを・・・。

 

問題を解決するのには「問題解決志向」と「未来志向」があります。

 

問題解決志向」は問題の原因(要するに課題や欠点)を探り出して解決する方法です。

 

未来志向」は新しい可能性(要するに長所や伸ばせそうなこと)を探求したり、変化に前向きに対応することで解決する方法です。

 

ハリルホジッチ監督には、勝てるための理想的な選手像や理想的な戦略に合わせられる選手像があったと思います。

でも、代表選手といえども能力は様々なので、そんな理想像には合致しない、あるいは能力が不足している選手もいたのではないかと思います。

で、ハリルホジッチ監督は問題解決指向というアプローチをとって、できないことや欠点を無くそうとしたんだと思います。

※ある意味で従来問題解決方法の殆どは問題解決指向というアプローチなので・・。

 

世界の強豪国と戦って勝つのであればもちろん、できないことや欠点を無くすアプローチも必要かもしれませんが、頑張ればできることであればできるのであって、できない選手は自信喪失したり、出来ないことへのフラストレーションだったり、なんでやれないんだって自分達を責めることにも繋がります。

 

一方、未来志向というアプローチは、選手が今できることをより完璧にしたり、今できる部分をあと20%だけ強化・拡張するようなアプローチなので、選手達は自分達にもできる、自分達の能力を承認されたことで自信に繋がりますし、このアプローチを取ることによって、今はできないけど新しいことに挑戦しようという気持ちにもなります。

 

ポジティブ心理学の本質は、自分のポジティブな面、できること、できたことに注目して、それを伸ばすことで、パフォーマンスを向上させられるということなので、未来志向なアプローチなのです。

 

僕が新しい西野監督だったら、期間はあと2ヶ月しか無いので、やれないことやできないことに着目するのは一切やめて、やれることできることに着目して、

  • それをあと20%伸ばすには何ができる? 
  • それをすることでどんな戦略を取ることができる? 
  • どうしたら良くなる?
  • 僕らにできることはなんだろう? 

と選手達と一緒に考えますね。

 

最大限のパフォーマンスを出すにはそれしかない!

 

この図は、例えば理想的な選手は評価項目が全てできるとします(全ての項目がグリーン)評価項目で、各人を評価するとできないこと(グレー部分)とできること(グリーン部分)が明確になります。グレーのできないことに着目するのではなく、グリーンのできることに着目して伸ばした方がいいという意味で作成してみました。

 

 

 

これは組織開発、人材開発にも同じことが言えて、組織やチームにとって必要な評価項目を列挙して、人材を評価項目毎にできること・できないことを評価して、やれないことできないことに着目せずにやれることできることに着目した上で採用できる戦略・作戦を考えることが最適化であり重要なのです。

 

サンクイット社では、そんな組織開発を支援しています。

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